中国からの安い歯科クラウンは、
危険なレベルの鉛を含んでいるかも
英国London Evening Standard紙のウェブサイトより
歯科の専門家の言うにはクラウンに危険なレベルの鉛が含まれているということだ。
潜在的に致命的な中国からの安売りクラウンや義歯を扱っている歯科医師は彼らの患者を危険にさらさしていると、今、主張する。
この製品はしばしば無秩序な技工所で製造され、危険な濃度の鉛を含むと、歯科専門家は警告した。
米国では、鉛中毒の4つの症例が、中国製の歯科修復物との関連付けられた。検査では、その内のいくつかが金属の許容量の210倍の毒性を含むことが分かりました。
英国歯科技工所協会 会長リチャードダニエルズは、潜在的に危険な輸入数は増加していると言う。
「現時点では、誰も何が健康へのリスクが何でわかりません」
「実のところ、大多数のNHS（国民医療制度）の作業は、今後5年で中国またはインドから来るでしょう。我々は、当業界の適当な規制に向けて進む必要があります。」
「それは、単にNHSの問題だけではなく、むしろ大規模なグループ会社の多くが中国の工場に修復物を製造することを認めていることにもあります。」
オハイオ出身の73歳の女性が中国製の新しいクラウンを付けられた後に病気になったとき、クラウンやベニア、ブリッジ、デンチャーの中毒金属含有量に対する懸念が持ち上がった。その後の他の中国製クラウンのテストで、いくつかが危険な濃度の鉛を含むことが分った。そして、NADL全米歯科技工所協会に患者に警告することを強制した。危険なクラウンとデンチャーは、まだ英国で報告されていない。しかし、最近中国から英国に輸入される歯科修復物数は膨大に急増した。
3年前の市場の1％未満と比較すると現在5パーセントにもなっている。それは新興経済大国としての同国で製造される他の製品と同様に受け止められ、広く認識されて来た。昨年、中国で製造される一部のおもちゃが高い水準の鉛を含むわかったあと、おもちゃメーカー「マテル」は大量の製品回収を開始した。
英国歯科技工所協会 役員のデビットスミスは、以下のように述べる「最悪のシナリオは、最終的に英国の多くの人々が鉛だらけの口になりながら、気が付かなくなる事です。」
「それは、バカな状況です。マテル社は問題を知ったとき、単にそのおもちゃを棚から引き降ろせば良かったのですが、汚染された製品が誰かの口の中の歯科修復物である場合は、事はそう単純ではありません。」
「理論的には、アメリカで起こったことはここで決して起こってはなりません。英国ではこのような問題を防ぐ規制組織があるべきです。」
「しかし、実際にアメリカの様な事が起こる前に、この状況が声明されければ、似たようなケースが起こるのは時間の問題です。我々はすべての規則を緩和し、彼らにバスの運転をさせてきたのです。」
訳注…Don't Let the Pigeon Drive the Bus! 「ハトにうんてんさせないで」モー・ウィレムズ作 ：あの手この手で「うんてんさせて」とお願いしてくるハトに「だめ!」という幼児教育絵本。ここでは「させてはいけないことをさせてきた」という意味だと思われる。
「結局は、全ては、不当な利益の獲得の仕組みなのです。中国に仕事を外注して得られる利益は、少したりとも決して患者に与えられることはありません。」
英国の歯科医は、現在患者の歯の印象を取り、宅急便で中国の技工所に送ると、4日以内にクラウンが返ってくる。
英国の技工所が１クラウンに請求する料金約￡100(19,000円)に比べ、輸入業者の修復物は、約￡10(1,900円)。NHSでの１クラウンのコストは、約￡193(約37,000円)である。
この国の医療機器は厳しく管理されているが、歯科修復物の供給はコントロールするのが難しい。クラウンやブリッジ、義歯を製造するのに用いられる材料はCE安全性マークを取らなければならないが、メーカーが正しい材料を使ったかどうかを調べる方法はない。
「英国の技工所は日常的にルーチンで公表されていない点検を行います。しかし、EUの外で、誰も何がこれらの製品に入っているかを見にいってチェックはしていません。」とダニエル氏はいう。
アラブ首長国連邦の歯...